スイスのジュウ渓谷に本拠を置くジャガー・ルクルト。その歴史は180年以上にわたり、数多くのムーブメントを開発してきた「時計師の中の時計師」として知られている。そのジャガー・ルクルトが、1960年代のメモリーボックス(深度計付きダイバーズウォッチ)にインスパイアされて誕生させたのが「ポラリス」コレクションである。その中で、特に洗練されたスポーティエレガンスを体現するモデルが、「ポラリス クロノグラフ Q902843J」である。
このモデルの最大の特徴は、ケースサイズとデザインの絶妙なバランスにある。ケース径は42mm。スポーツウォッチとして十分な存在感を持ちながら、ケース厚は13.1mmに抑えられており、シャツの袖口にもすっきりと収まる。ケース素材にはステンレススチールを採用し、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせた伝統的な研磨が施されている。
文字盤は、深みのあるブルーを基調としている。このカラーリングは、北極星(ポラリス)の名にふさわしく、澄み切った夜空を思わせる。サンレイ仕上げの文字盤は、光を受ける角度によって異なる表情を見せる。3時位置には30分積算計、6時位置には日付表示、9時位置にはスモールセコンドが配置され、クロノグラフとしての機能を過不足なく備えている。
最も注目すべきは、このモデルのベゼルデザインだ。ポラリスコレクションの特徴である「インナーベゼル」を採用しており、回転ベゼルがケースの内側に配置されている。 ロレックスコピー時計操作は2時位置のリューズで行う。このインナーベゼルには、ダイビングに必要な60分目盛りが刻まれており、クロノグラフと組み合わせることで、より複雑な時間計測が可能となっている。
心臓部には、自社製の自動巻きクロノグラフムーブメント「キャリバー751G」を搭載している。このムーブメントは、垂直クラッチを採用することで、クロノグラフ作動時の針飛びを抑制し、スムーズな動作を実現している。パワーリザーブは約65時間。コラムホイール方式を採用しており、プッシャーの操作感は極めて正確で心地よい。
サファイアケースバックからは、このムーブメントの美しい装飾を鑑賞することができる。コート・ド・ジュネーブやペルラージュといった伝統的な仕上げが施され、まさに「時計師の中の時計師」の名に恥じない造りだ。
ブラックのラバーストラップは、スポーティな印象を強めると同時に、快適な着け心地を提供する。ポラリス クロノグラフ Q902843Jは、過去の伝説に敬意を払いながらも、現代の技術とデザインで完全にアップデートされた、ジャガー・ルクルトの新たなアイコンである。北極星のように、確かな輝きを放ち続ける一本だ。 |