ジュエリーとしての美しさと時計師としての技術力を兼ね備えるカルティエ。その創造力の結晶とも言えるコレクションが「ロトンド ドゥ カルティエ」である。その中でも、特に「ミステリアス(神秘的)」という名にふさわしい驚異の機構を持つモデルが、「ミステリアス アワーズ W1556224」である。
このモデルの最大の特徴は、その「浮かぶ針」にある。文字盤の上を指す時針と分針が、どこにも繋がっていないかのように見える。実は、これらの針は二枚の透明なサファイアクリスタルの円盤に取り付けられており、文字盤の下に隠された歯車機構によって駆動されている。通常の時計ではありえないこの「宙に浮いた」視覚効果は、カルティエが1912年に発表した「ミステリアス時計」の技術を現代に甦らせたものであり、見る者に魔法のような感覚を与えるのである。
ケースは、ロトンド・ドゥ・カルティエならではの円形フォルムを採用している。直径は42mm、ケース素材にはホワイトゴールドが贅沢に使用されており、その気高い輝きが神秘的な文字盤の美しさを一層引き立てている。 ロレックススーパーコピー時計シルバーカラーの文字盤には、カルティエの伝統であるローマ数字が配置され、時を告げるダイヤルの下にあるはずの歯車や輪列は一切見えない。
このモデルのもう一つの驚きは、そのムーブメントにある。サファイアクリスタルの円盤を駆動するためには、極めて高度な技術が必要となる。カルティエは自社製ムーブメント「キャリバー9981 MC」を開発し、このミステリアスな動きを実現した。手巻き式のこのキャリバーは、約48時間のパワーリザーブを備え、その精巧な構造はサファイアケースバックからその一部を鑑賞することができる。
「ミステリアス アワーズ W1556224」。それは、時計という既存の概念に疑問を投げかけ、新しい可能性を示した芸術作品である。見る人の想像力を掻き立てるその美しさは、まさに「時を隠す魔法」と呼ぶにふさわしい。カルティエが持つロマンティシズムと工学技術の驚異が、この一本に凝縮されているのである。 |