1967年、IWCは最初のアクアタイマーを発表した。それから半世紀、ガラパゴス諸島の荒々しい海岸線、黒い溶岩と銀色の太平洋が激しくぶつかり合う進化の最前線で、2014年、新たなダイバーズウォッチが誕生した。Ref.IW329003は、アクアタイマーファミリー最小の42mmケースに、革新と伝統を凝縮した傑作である。
この時計の第一印象は、銀色の波が打ち寄せるようなシルバープレート仕上げの文字盤にある。1967年のオリジナルを想起させるピュアなダイアルデザインは、3時位置に日付表示を控えめに配し、視覚的なノイズを一切排除している。針とアワーマーカーには夜光塗料がたっぷりと塗布され、暗闇でも確かな視認性を確保する。昼間は控えめなその輝きが、深海では二色のスーパールミノバとして力強く発光する。
最大の特徴は、IWC特許の「SafeDive(セーフダイブ)システム」を搭載した外部・内部回転ベゼル機構である。1982年の伝説的モデル「オーシャン2000」のポルシェデザインからインスピレーションを得た外部ベゼルの操作感は、特許登録済みのスライディングクラッチシステムを介して内部ベゼルに伝達される。反時計回りにのみ回転するこの機構は、誤操作による潜水時間の短縮を防ぐ、まさに命を預けるための装備だ。防水性能は30気圧(300m)に強化され、深海への冒険を確かに支える。
心臓部に搭載されるのは、 ロレックススーパーコピー時計ETA 2892-A2をベースにIWCがチューニングを施したキャリバー30120である。21石、28,800振動/時、約42時間のパワーリザーブを誇り、ねじ込み式リューズと堅牢なステンレススチールケースに守られている。
両面無反射コーティングを施したドーム型サファイアクリスタルと、ブラックのラバーストラップが、機能性と装着感を両立させる。特許取得のブレスレット交換システムにより、工具なしでラバーからスチールブレスレットへの交換も容易だ。
IW329003は、単なるダイバーズウォッチではない。それは、ガラパゴスの波間に潜むイグアナのように、進化を遂げながらもその本質を失わない、IWCの深海哲学が凝縮された一本なのである。 |