ブライトリングと言えば、タフなパイロットウォッチの印象が強い。しかし、「プレミエ」コレクションは、1940年代に端を発する同社のもう一つの顔。エレガントなラウンドケースと、高度な機能美を融合させた、正統派クロノグラフの系譜を今に伝える。モデル「AB0118221G1P2」は、その伝統を最新の自社ムーブメントで蘇らせた、現代的な解釈の傑作である。
そのデザインは、ヴィンテージモデルを思わせる滑らかなラウンドケースと、細やかに刻まれた凹み溝(フルート)付きの両方向回転ベゼルが特徴だ。スポーティーなナビタイマーとは一線を画し、より洗練されたドレッシーな印象を与える。シルバーのサンレイ仕上げダイアルは、光に合わせて柔らかく輝き、ブラックのサークン(沈み込み)加工を施した3つの計器盤と、鮮やかなブルーのクロノグラフ針が、絶妙なコントラストと視認性を生み出す。
この時計の真の核心は、その名に冠された「B01」ムーブメントにある。ブライトリングが完全自社製造を誇る自動巻きクロノグラフキャリバーで、縦型クラッチとコラムホイール機構を採用し、スタート・ストップ・リセットの操作感が滑らかで、高い信頼性を備える。70時間のパワーリザーブは、日常使用における実用性を高める。
ブレスレットは、七列に組み合わされたメッシュ構造の「プレミエ メタルミラネーズ」で、クラシックな風合いとモダンな着け心地を両立させている。
「AB0118221G1P2」は、航空計器としての血筋を引き継ぎながら、現代の都市生活に溶け込む洗練された一枚。それは、機能性を美学に昇華させた、ブライトリングの多様な魅力を体現するクロノグラフである。 |