時計史に刻まれた記念碑的傑作、IWC ポートフィノ 150イヤーズ IW391024は、1868年創業から150周年を記念し2018年に誕生。40mmの18Kホワイトゴールドケースに、IWC初採用の「サルベントブルー」サンレイズダイアルを収めた限定モデル。光角度で紺碧→スチールグレーへ変幻する色彩が、スイス・シャフハウゼンのライン川の流れを想起させる。針とインデックスのダイヤモンドカット面が静謐な輝きを放つ。
記念モデルに込めた技術結晶、キャリバー59360(縦型クラッチ)、クロノグラフ+デイデイト表示、クロノメーター級(-2/+4秒/日)、68時間パワーリザーブ。サファイア裏蓋に刻まれた「1868-2018」 記念銘と特製ゴールドローター。防水性能30m(ドレスウォッチとして実用性を確保)。軟鉄内ケース+シリコン脱進機の二重防御。ジュネーブストライプ+ペルレ仕上げを手作業で施す。
ブルーダイアルの魔術的生成、真鍮基盤を放射状ギヨシェ彫り。7層のPVDコーティング(最深層:コバルト/表層:透明保護膜)。波長450nmの干渉色を人工制御、30度の視角変化で4色変奏を実現。
記念モデル限定ディテール、葉型針にホワイトゴールド縁取り、秒針先端の赤塗装がアクセント。特注サドルレザー(内側に金粉含浸)、バックル内側の150周年ロゴ刻印。ライン川の砂を使用したガラス展示台、歴史書「150 Years of IWC」同梱、サルベントブルーは以降のモデルに継承されず。
静謐が紡ぐ150年の航跡、ビジネスルームの静けさから美術館の展示室まで──この時計は「歴史と革新の均衡点」を体現する。文字盤が内包する深い青は、ライン川の水流のように時計史を静かに流れ、ダイヤモンドカットが刻む光の粒子が、IWCが150年守り続けた「精密機械への信仰」を伝える。限定1000本の背番号は、コレクターにとって「静謐なる栄光の証」として永遠に輝く。 |